2019年12月30日月曜日

薬が効かない!?薬剤耐性菌とは?身を守る対処法をご紹介します!!

今世界各国で問題になっている「薬剤耐性菌」とは!?

風邪薬や市販薬など飲んでいて始めは効いたけど二回目以降効きづらく感じたことはありませんか?体というのは耐性というのがあり耐性を持ち始めると薬というのは徐々に効きづらくなっていきます。では「薬剤耐性菌」とは具体的になにを示すのか、じっくりご紹介致します。


目次

  1. 「薬剤耐性菌」とは?
  2. 「薬剤耐性菌」はそもそもなぜ生まれる?
  3. 「薬剤耐性菌」に関する衝撃データ・推移
  4. 「薬剤耐性菌」が増殖する原因
  5. 「薬剤耐性菌」への治療法
  6. 「薬剤耐性菌」を未然に防ぐ方法
  7. 「薬剤耐性菌」まとめ
















<1>「薬剤耐性菌」とは?

始めて聞かれる方も多いと思いますが「薬剤耐性菌」とは一種の‘‘進化した細菌‘‘の属名を表します。冒頭でも少し述べましたが、これまでの抗生物質が効かなくなってしまった黄色ブドウ球菌のことをいいます。風邪やインフルエンザなどの症状が出ると病院にいって薬を処方されると思いますが、抗生物質(=早く治る)といった図式が頭の中にないでしょうか?そもそも抗生物質を処方する理由としては細菌由来の病気の症状を抑えるために処方されます。細菌由来の症状でいえば肺炎、胃腸炎、扁桃炎、結核、食中毒、コレラなどが挙げられます。これらは細菌由来のため抗生物質がよく効きますが、ウィルス由来の症状のインフルエンザやはしかおたふくかぜ、手足口病などは抗生物質が効きません。病院によってはそれでも抗生物質を患者さんの要望で処方することから「薬剤耐性菌」ができる原因のひとつになっていると考えられます。


<2>「薬剤耐性菌」はそもそもなぜ生まれる?

原因は色々ありますがひとつは先ほど述べた不必要な抗生物質の摂取、もうひとつは川などに常在菌として「薬剤耐性菌」が存在するということです。川遊びで水を扱ったりまたは釣りなどで魚や水を扱うことで手足に菌がつきその後体内に侵入するというものです。
学校のプールなどはしっかり塩素消毒されているので心配はありませんが自然の川などには多くの「薬剤耐性菌」が存在してるようです。この菌の怖いところはすぐに症状がでないところにあります。普段生活しているうえではなにも支障はありませんが、いざ病気にかかって病院で薬を処方されてはじめて発覚します。生まれる原因は日々の習慣の中に潜んでいるといえるかもしれませんね。
















<3>「薬剤耐性菌」に関する衝撃データ・推移

2019年現時点での推移とデータです。(2019年12月5日発表国立国際医療センター)
[薬剤耐性菌による死亡者数]

日本で8139人(推計)
アメリカ年間3万5000人 
ヨーロッパ年間3万3000人

[世界の死亡者数の推移予測]

がん 820万人(2013年)
薬剤耐性菌 70万人(2013年)
薬剤耐性菌 1000万人(2050年)←約15倍

2050年までに対抗薬が開発されることを望みますがそれ以上に予防することが大事ですよね。

<4>「薬剤耐性菌」が増殖する原因

なぜ薬剤耐性菌の死者数が激増すると言われているかと紐付きますが大きな原因が4つ挙げられます。1つ目は抗生物質が効かず重篤化する可能性大であること、2つ目は手術後に感染症になるリスクが上がるということ、3つ目は抗がん剤で、がん治療ができても感染症ができないということ最後にがんとは違い早期発見が困難で切り取れないため厄介な存在であるということです。病気などの症状に効くとされている抗生物質ですが投与することで体内の細菌が耐性を獲得し増殖に繋がりまた誤った服用で(薬をのみきらない、人からもらう)重篤化へ繋がります。薬剤耐性菌は腸炎や髄膜炎など細菌性の病気全てに存在しているため気づかないまま重篤化し命を落とす可能性がでてきます。
正しい薬の服用やおかしいなと思ったらすぐに病院で診察してもらうことが未然に防ぐ方法と言えるかもしれませんね。



















<5>「薬剤耐性菌」への治療法

現在では抗生物質Aが効かない場合は抗生物質Bを投与して治療をおこないますが通常の
抗生物質が効かない薬剤耐性菌への治療法として注目されているのが最後の砦ともいえる
のがカルバペネム(抗生物質の一種)といわれています。効果が期待できるといわれている一方で副作用もあるため最後の手段として用いられるようです。ところがこのカルバペネムにも耐性ができてしまうとさらに副作用が強い抗生物質を投与といった形になるので体へのダメージなどを考慮すると確実な治療法はないと言えるかもしれません。

<6>「薬剤耐性菌」を未然に防ぐ方法

正しい薬の服用と人からもらったり自分で判断しないということが最大の予防と言えます。さらいには薬以外では「薬剤耐性菌」は河川でも存在が確認されているため川遊びなどをしたあとは必ず消毒をするということが大事と言えます。

















<7>「薬剤耐性菌」まとめ

「薬剤耐性菌」とは一種の進化した細菌の俗名であり正しくない薬の服用や体への耐性ができることで増殖し最悪死に至らしめる存在であることが分かったかと思います。2050年の推移では死者数1000万人といわれていることから決して軽い認識ではまかり通らない症状と言えます。薬を飲めば「治る」と思う思い込みを捨てて体に異変を感じたらすぐに病院でみてもうらうようにしましょう。また頭痛薬や市販の風邪薬なども服用を誤ると内蔵に負担がかかったりするものもあります。服用は必ず正しい服用法と容量用法を守って効かなければ量を増やすのではなく薬剤師や登録販売者の方に相談することが治療への早道と言えるかもしれませんね。

本日は「薬が効かない!?薬剤耐性菌とは?身を守る対処法をご紹介します!!」のトピでした。最後までご視聴ありがとうございました!(^^)!

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