2019年10月2日水曜日

怖い話その3 見知らぬ案内人

あれは丁度中学生夏頃のお話です。
部活が終わり友達と帰宅していた時に起きた
今考えれば身も凍る恐怖体験談です。















飛んでくるなにか


いつものように学校が終わり当時テニス部に所属していた私は
その日も部活へ出かけました。夕方とはいえ外は異常に暑く、立っているのも
やっとなくらいの猛暑でした。試合が近いというのもあり汗を拭きながら
練習を遅くまで頑張っていました。
基礎の練習が終わり友人とラリーを始めたときのことです。
始めは普通に打ったり打ち返したりしていたのですが
突然相手の打ったテニスボールではない何かが飛んできました。
それも比較的ゆっくりと。
そのときその場にいた部員は全員目撃しておりその何かは
まるで火の玉のような赤いものでした。
その火の玉は通り過ぎていき後ろの林に消えていきました。
一瞬「なにあれ」とみんなで驚きましたが疲労と暑さのせいかあまり気にもせず
そのまま練習を続けました。
夜も遅くなってきたので部活も終わりみんなで帰ることになりました。

迷う

いつもの友達とワイワイ帰りながら一人また一人と別れていきました。
最後私と家が近い友達と二人になり、そういえばと練習中のあの飛んできたもの
の話をして「あれは絶対人魂だったよね?」とか「打ち返せばよかったのに」など
たわいもない話をしてました。そしたら夜遅く暗いというのと話に夢中になってた
せいかいつもの帰り道なのに道に迷ってしまいました。当時自宅から学校まで徒歩で
通っていた私は曲がり角を一つ曲がればあとはまっすぐと、迷う道ではありません。
しかも気づけば田んぼ道…。回り道すれば通る道なのに通った記憶もありません。

人影

迷いながら友達と話して不安を抑えながら恐らく自宅の方向であろう方向に歩いてました。当時携帯などももっていない私は連絡もとれずただただ歩くしかありませんでした。
おまけに田んぼ道と見印になるものも周りにはなく街灯をたよりに進んでいきました。
進んでいくと薄明りの随分手前の田んぼ道交差点に人影がありました。「ラッキー!」
と思った私は友人に「あの人に場所を聞いてくるね!」といって一人でその影のほうに
猛ダッシュしていきました。そのとき友人は「えっ?」という顔をしてました。

見知らぬ案内人

薄暗い中猛ダッシュしているときにその影は女性であることに気が付きました。
だんだん近づくにつれ、ぼやけていたシルエットが白のワンピースに麦わら帽子を
深々と被っている女性なのがわかりました。薄暗さと帽子のせいで顔までははっきり
わかりません。急いでいたのと人がいた嬉しさで私はすぐに声をかけました。
「すみません、道に迷ってて住所が〇〇の〇〇なんですが、どっちにいったら帰れます
か?」と聞きました。
それを聞いたその女性は無言で指を指し方向を教えてくれました。
なんて親切な方だと感激しありがとうごましたとお礼を言い友達の方へ戻りました。
「あっちの方行くと帰れるみたいよ、よかった~」といって友達とその方向へ向かい
ました。今になってみればなぜあんなところに人がいたのか…散歩?明らかに不自然だったと思います。薄暗いとはいえ見晴らしのいい田んぼ道で近くになって気づいた人影…その時は微塵も疑いませんでした。
しばらく行くと見たことのある景色に出て無事に家につくことができました。
帰り際に友達と「また明日ね~」と別れるときに友達がいいました。
「うん。ところであの田んぼ道で○○ちゃん、だれと話してたの?」















あの火の玉はなんだったのか…そしてあの見知らぬ案内人はだれだったのか… 季節は夏のお盆頃でしたのでだれかが助けてくれたのかもしれませんね。
 本日もご視聴ありがとうございました!(^^)!

0 件のコメント:

コメントを投稿

【2024年最新詐欺】本当に騙されかけました。【実体験】大手会社を名乗って副業の案内(特に覆面調査)は、それ詐欺の可能性大です。見極める確認点は2つです!

  結論からいうとそれ 詐欺 です。 ここからは私が実際に体験した出来事を書いてますので、自分事のように読んでください。 2024年の1月に050から始まる番号から着信がありました。(午前11時頃) 「わたくしイン〇ィードの高橋と申しますが、副業などの案内を電話で案内しております...